ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2018.10.21 11:25ゴー宣道場

「ゴー宣道場」アンケート回答2です。

第76回「ゴー宣道場」アンケート回答2である。
テーマは「男女平等とLGBT」
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◆師範の基調講演を聞いてLGBTにもいろいろな
生き方があり、色々なグラデーションがあるという
事が理解出来ました。
10年程前までは差別的な目線で見ていましたが、
最近はテレビの影響等もあり考えが変わりつつある
ときであったので改めて良いきっかけになりました。
重いテーマを明るく解りやすく話していただけました。
(千葉県・46歳男性・自衛官)
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わしも昔は特殊な性的欲求を持つヘンタイとしか
思ってなかったからな。
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◆物心ついた頃から女性が好きで、小学生の頃から
自販機でエロ本を買って喜んで見ていた自分が、
高校生になり初めて同性を好きになった時から全て
が変わりました。
思春期の一時的なものだと医者に言われましたが、
その後も変わることはなく、成人後は女性に全く興味
が無くなりました。
中学生までの自分のことを思い返すと、まるで他人の
事のように感じます。
そういうパターンの私のような人間も存在します。
自分がLGBTのどれなのかはわかりませんが、
この議論でいろいろな意見を聞くことができたのは、
自分の知識をすごく深められたので、とても良かった
と思います。
(東京都・44歳男性・会社員)
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この話を聞くと、本当に難しい。
社会的に獲得していく性欲と、本来的に内在している
性欲があるのだろうか?
脳科学の分野で明らかにして欲しいものだ。
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◆一番印象深いのは、小林先生の「人権は自然権では
ない」という話、また、福沢諭吉の「権理」という
訳し方についてです。全く同感と思いました。
(大阪府・43歳男性・会社員)
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トルコにあるサウジアラビアの大使館で、政権批判を
するジャーナリストが生きたまま切り刻まれて殺され
たらしい。
サウジアラビアでは飲酒すると鞭打ちの刑という。
サウジアラビアに生まれた子供は、人間は生まれながら
にして固有の権利を持っていると信じられるだろうか?
人の権利の範囲を決めるのは国家である。
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◆もくれんさんのお話で確かに高校では理数科では
女子5人、英語科ではその逆でした。
安易に平等を考えず、生物的な特性も踏まえて考えない
といけないと感じた。
(東京都・36歳男性・会社員)
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ちなみに「ゴー宣道場」の会場が火事になったとき、
わしは笹さんをおぶって逃げることはできますが、
吉田沙保里選手がいたとしても、吉田選手にわしが
おんぶされて逃げることは、絶対にありません。
あの場では冗談に乗ってしまいましたが、これは
合理的判断ではないのです。
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◆職場でのハラスメントの話がありましたが、
私の仕事において教育上の反省で腕立て伏せをさせる
と体罰になるので禁止になったのですが、このまま
行くと日本の将来が心配です。
(教官もいっしょに腕立て伏せしてもNG!)
(千葉県・45歳男性・自衛官)
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上官は部下を優しい言葉による説得で指導し、強靭な
肉体と精神を育てなければならない・・・なんて言って
たら、アメリカの海兵隊には確実に負けるな。
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◆「女々しい」という言葉は男に使われます。
男は男らしく女は女らしくを前提とした言葉=文化が
中心なのは仕方ないと思いますので、いかに共存
できるかを探ってぶつかれば良いのではないでしょうか。
私は、男は女を見なくなったら終わり、女は男に見られ
なくなったら終わりだと思います。
(神奈川県・46歳男性・会社役員)
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健全な心構えですよね。
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◆少なくとも同性愛が語られなくなってしまうと、
水面下で差別心が残ってしまうのは確かにと思いました。
そこで問題提起することが表現者の使命という言葉は
感動しました。
(東京都・40歳男性・CGデザイナー)
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本当に受容するには、もっと知識が必要です。
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◆議論を聞いていて、差別とどう向き合うかが重要なの
だと感じました。
お子さんを持ってからLGBTのことを真剣に考えて
みようと思ったという質問者さんのように、当事者意識
を持ってリアルに、具体的に考えて初めて、これは差別
なのか、どうなのか判断できるし、上辺だけで一括して
「差別禁止法」などに行ってしまうのは一番よくないと
思いました。
(三重県・35歳男性・会社員)
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納得しないまま、ただ発言を禁じるというのは危ない。
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◆ハケンに女性を流すという法整備が男女雇用機会
均等法とセットで行われているという指摘はおどろき
ました。
それが30年も前からとは、よくわからずにボーッと
しているといつの間にかおいていかれている。
注意して生きていかねばと思いました。
(東京都・51歳男性・自営業)
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エセ保守派の間では、男女雇用機会均等法が悪法である
かのような言説まであるが、女性を家庭に閉じ込めて
おきたいなら、夫の給料だけで家族が暮らしていける
経済をなぜ破壊し続けたのか?
エセ保守派は自己矛盾が激しい。
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◆「オシリ目的でない」ゲイがいると聞いてびっくり
しました。
高校生の時、友達と二人で大阪の梅田という所で話して
いたら、友達(ゴリラ顔)がゲイらしき男性にナンパ
されました。
適当にいなして帰りましたが、絶対にオシリ目的と思っ
ていました。
(茨城県・39歳男性・会社員)
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これも分からん一つだな。
今まで観たアメリカのドラマや映画では、オシリ目的
だったがな?
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◆何でもかんでも自由に認めると、国家の崩壊につな
がるということが、印象に残りました。
特に最後に500人ぐらいの子供がいる父親の例が
アメリカにあると聞いて、その怖さが具体例をもって
分かりました。
(神奈川県・45歳男性・会社員)
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自由ほど恐ろしいものはないのに、弱者ほどそれが
分かってないのが問題だ。
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◆女性の質問で気持ち悪いという感想が来たので、
全く同じ感想を言われたので、ふつうの感覚は正しい
のじゃないかと思いました。
(兵庫県・53歳女性・会社員)
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ふつうの感覚って、常識のことかな?
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◆小林師範が、代理出産を否定しつつ、代理出産で
産まれた子やその親を非難したり、批判することは
ないという姿勢に共感します。
また、エゴイズムに走るのではなく、宿命や運命を
受け入れるという姿勢が大切というのも、
そのとおりだと思いました。
(埼玉県・41歳男性・司法書士)
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このように理解してくれたら本当に有り難いのだけどね。
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◆職業柄、興味深く拝聴させていただきました。
難しいところもありましたが…
「運命」と「宿命」のくだりの議論は大変面白くて時が
たつのを忘れました。
自らの宿命を静かに諦観することって、とても大切な
ことだし、その人を本当の「大人」にする気がします。
あと、最初よしりん先生のシャツとスーツがカッコ
よくて「あれ欲しいなー。おいくら万円なんだろう…」と
ボーッと考えてしまい、なかなか議論に集中できません
でした(笑)。
もくれん師範も装いも過去最高にステキで、「ウホッ」
と思いました。
(東京都・39歳男性・占星術師)
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ウホってなんやろ?
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◆会社に於いて女性社員の体調を気づかえばセクハラ、
LGBTの話をしていて気に食わないと認定されたら
吊し上げられる…。
今や「気に食わない」と感じてしまわれたら、ポリコレ棒
によって「社会的な死」を強いられる…。
多様性を主張する人達が、こわばった議論を求めてくる
この理不尽さ、矛盾。
理解しようと思って関わっても、一歩間違えたら糾弾
される…。恐怖の対象になってしまう。
しかし、「差別」は恐怖心からもたらされる、これは
古今東西共通していることなので、差別してもらいたく
ない当事者が差別を生み出す構造を創り出し、益々
「気に食わない」からより規制が強まる。
こうなると、もはや救いのない世界になってしまい、
危機感を覚えます。
(東京都・44歳男性・会社員)
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まったく同感ですね。
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◆今回、LGBTから始まり、家族というものは何だ、
親子、子育て、社会の中での家族、社会、国家への
貢献などいろいろ考えた。
小林先生の考えに心から同調できる。
女性を大事に考えているからこそ、出産や、生れてくる
子供の尊厳を考えれば、代理出産などの話は理解できます。
(山梨県・47歳男性・農業)
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代理出産は「気持ち悪い」を超えて、「恐ろしい」と思う。
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この議論は12月9日の「ゴー宣道場」でもやりましょう。
日本で最も深く議論ができる場は「ゴー宣道場」しか
ない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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